ニュースメディアは就職氷河期世代を傷つけ差別する

戦争や犯罪、不況や病気などのニュースは人を傷つけます。他人が傷ついている様子を知ると自分も辛くなります。しかしそれ以上に辛いのはメディアが作った差別造語に自分が該当することです。就職氷河期やニート、パラサイトや非正規労働、ロスジェネなど、孤独や死と隣り合わせで日本で必死で生きている人たちを5文字の言葉で表現することに苦痛や屈辱を感じます。誰もが好きで非正規雇用されたわけではなく、非正規雇用制度が作られたため正社員で就職して楽して働ける機会が無かったのです。

就職氷河期世代とは1993年から2005年または2010年から2013年に学業からの卒業を迎えた人々のことです。大卒の2人に1人が就職できず非正規労働をせざるを得なくなりニートやパラサイトなどと言われて差別され人間としての尊厳を奪われ続けています。

就職氷河期世代の厳しい出産事情

結婚と家族をめぐる基礎データ – 内閣府男女共同参画局

このグラフは内閣府男女共同参画局の結婚と家族をめぐる基礎データから転載したものです。ちょうど就職氷河期の出産適齢期となる2010年から2015年の出産事情を描いたものです。一人しか子どもを作らなかった夫婦が2割弱、子どもを産まなかった夫婦を入れると25%近くまで増えました。それに加えて経済的事情で結婚できなかった人を含めるとかなりの氷河期世代が子をなしていないことになります。

少子化の原因

人は幸せなら結婚してたくさん子づくりするのは本能的なものです。だからこの数字は幸せではない人が少なくないこと反映していると思います。確かに日本人の大多数は幸せなのかもしれません。でもその多数派によって傷つけられるのは常に少数派です。5組に1組の夫婦に1人しか子育てする環境が無いことと、5人に1人が貧困層という現実は繋がっているように思えます。

世界の貧しい国々では貧困な人ほど子をたくさん産むイメージがありますが、それは多くの人が貧しいので子どもをたくさん産んでも差別されないからです。しかし先進国では貧しいことは多数派によって避けられる、つまり差別されるので結婚と出産の障害になるわけです。

団塊の世代と団塊ジュニア

50年前の日本ではみんなが貧しい暮らしをしていました。女性は政策や男性により正社員から除外されていましたが団塊ジュニアだけは例外でした。団塊ジュニアは親の職業を面接時に言うだけで就職できました。いい思いができたのは団塊の世代とその子どもたちの世代です。

他の世代がもっと貧しくなれば就職氷河期が救われる

アメリカでは労働者の半分ほどが年収300万円以下で生活しています。それでもあの国は強国を維持しており共産党が台頭することもありません。つまり、マイホームを持って絵に描いたような幸せな暮らしをしているアメリカ人は半数ほどしかいないのです。

これを日本に当てはめてみると、日本はもっと解雇しやすくすべきです。団塊ジュニアのような能力が無くても就職できた人たちが生産性を悪くしています。いい意味で就職氷河期は有能そうに見える人から採用されていったので他の世代と比べても生産性は高いかもしれませんね。

何のスキルも無いのに正社員で働いている無能な人たちをどんどん解雇していって、非正規でも就職氷河期世代を採用すれば救済になると思います。

貧しい国の人はなぜ幸せそうなのか?

富裕国から見ると、一部の貧し国の人たちは幸せそうに見えます。その理由は何なのでしょうか?おそらくそのほとんどの人は宗教の教えに従っているからだと思います。イスラム教やキリスト教は貧しい人に向けた教えです。土着の宗教も生きるために最低限必要な教えがあるはずです。だからその教えを信じているだけで貧しくても幸せなのです。そして自分も周りの人たちも同じ宗教を信じているので共通の話題や価値観が多く安心していられるのです。

参考

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